終身保険って何?特徴やメリット、加入が向いている人について紹介

公開日:2023/06/16  

終身保険という名前は聞くものの、どんな人に向いてる保険なのか分かっていない方も多いのではないでしょうか。本記事では終身保険のメリット・デメリットを終身保険に加入したほうがよい方を紹介します。もしあなたが終身保険に加入するかどうか迷っているという場合には、ぜひ最後まで目を通し加入するかどうか判断してみてください。

終身保険とは?誰が保険金を受け取るのか

終身保険の保険金は、戸籍上の配偶者か2親等以内の親族が受け取れます。ただし、受取人になれるのは血がつながった血族となっており、結婚によって親族となった方は非対象です。

カップルや婚約者も受取人になれる

終身保険の受取人には原則、配偶者か二親等以内の親族となっていますが、必要な書類を提出することで受取人になることもできます。

たとえば、「双方に戸籍上の配偶者がいない」「同居を始めて期間が経っている」「生計を一定期間共にしている」ことがあれば、受取人になれます。ただしこのような関係性を証明するために、戸籍や住民票、保険などの提出が必要です。

終身保険受取人に困るケース

終身保険の受取人を決めるときに家族構成が変わった場合、誰を受取人にするか迷いますよね。ここでは「結婚した場合」「離婚した場合」「受取人が死亡した場合」について解説します。

結婚したケース

結婚する前に終身保険に加入している方は、受取人を親に設定していると思います。結婚し家族に受け取ってほしいと感じれば、受取人を「配偶者」に変更します。

受取人を変更せず親から直接配偶者に渡せばいいと思う方もいると思いますが、その方法には贈与税が発生してしまいます。受取人に設定した親から自分の配偶者に保険金を渡す場合、贈与税が課税されるため、結果的に受け取る金額が少なくなってしまいます。

保険料を満額受け取ってもらうためにも受取人を変更する必要があるでしょう。

離婚したケース

次は離婚のケースについて見ます。離婚前に配偶者を受取人に設定し、離婚後に受取人の変更手続きを行わなかった場合には、離婚していても元配偶者に死亡保険金が支払われます

また離婚後に別の方と結婚していた場合でも、手続きをしていなければ元配偶者に支払われてしまうため、新たな家族にお金を残したいのであれば、受取人の変更手続きは行っておきましょう

受取人が亡くなったケース

では、受取人が亡くなった場合はどうなるのでしょうか。結論からいうと「元受取人の法定相続人」が受け取ることになります。

法定相続人というのは、受取人の親族にあたる方々です。たとえば、夫が妻を受取人に設定し、妻がなくなってしまった場合には保険金を受け取るのは妻の両親や兄弟ということになります。

それでも問題なければよいですが、夫側の保険金を自分の両親や子どもに渡したいという事であれば、変更手続きをしたほうがよいでしょう。

終身保険に加入するメリット・デメリット

では次に終身保険に加入するメリット・デメリットをみてみましょう。終身保険のメリット・デメリットをみておくことで、本記事では紹介しませんが定期保険との比較もできるようになるでしょう。

終身保険のメリット

終身保険は、被保険者が亡くなるまで保障されるため、期間が長いのが特徴です。また保険を解約した際にお金が戻ってくる「解約返戻金」という制度があり、長く保険に加入していると、戻ってくる額が支払った額を超えるというメリットもあります

また終身保険の死亡保険金には相続税の基礎控除枠とは別に、非課税枠が設けられているため、相続税対策になるのも終身保険の利点です。

終身保険のデメリット

終身保険のメリットには、保険料が同じことや相続税対策になるなどがありますが、もちろんデメリットもあります。

終身保険は保障期間が長い代わりに保険金が高く設定されています。そのうえ解約時期が早いと解約返戻金の額が低くなり、メリットが享受できない可能性もあるでしょう

また定期保険では一定期間が過ぎると延長や見直しの催促がありますが、終身保険はずっと支払い続けるため、保険料を見直すタイミングが難しいこともデメリットになります。

終身保険への加入がおすすめな人とは

終身保険への加入に向いている人の特徴としては、計画的に貯蓄をするのが苦手な方や子どもに負担をかけたくない方、亡くなった時の葬儀費用にあてたい方などがあげられます。

終身保険は定期保険とは違い更新などがないため、無駄な手続きが必要ありません。また終身保険の死亡保険金には相続税の非課税枠が設けられているため、子どもにも負担をかけずに済みます。

まとめ

本記事では終身保険に加入するかどうか迷っている方に向けて、終身保険のメリット・デメリットを解説しました。結果終身保険がおすすめな人は、計画的に貯金するのが苦手だけど貯金がしたい方や将来の子どもの学費に充てたい方、亡くなった時の葬儀費用に充てて欲しい方などが挙げられます。終身保険の大きなメリットはなんといっても保険金の掛け捨てにならない「解約返戻金」があることです。解約返戻金をどのように使いたいかで終身保険に加入数るかどうかが決まるでしょう。

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